

デザイナーという仕事。
直感でわくわくするものをやるというこだわり。
専門的な仕事だからこそ、視野を広げ、
結果仕事に繋がっているという加賀美さん。
皆さんは、会社、職業という枠にはまっていませんか?
そういう大切なことを気付かせてくれる今回のインタビュー!
No.17
根拠がなくても良い自信を持つ事。
常に明るい笑顔でいる事。
[[工藤 伊織さん]]





ブルームバーグL.P人事部
キャンパスリクルーター
[[工藤 伊織さん]]
Q.どんな仕事をなさっているのですか?
A.人事部のキャンパスリクルーター
簡単に言うと、会社の顔。 各大学に行って、
会社の顔になって、学生に会社のことを知ってもらう仕事です。
具体的には、大学に行って、説明会に参加、キャリアフェアーに参加、
ワークショップや金融についてより関心を持ってもらえるような勉強会の開催をしています。
人事というと、イメージがあまり湧かないかもしれませんが、
「採用という目的+会社のマーケテリング、ブランディング」という2本柱に基づき、
仕事をしています。
他にも、インターンシップの担当になり、プログラムを構成したり、
その間、2ヶ月の間、学生をフォローしたり、時には仕事以外の悩みの相談にものっています。
また、ビジネスマナーのトレーニングも行っています。
Q.学生時代はどのように過ごしましたか?
A.軸をもとに、充実した毎日をすごしていました。
子供
英語
という2つのキーワードを温めながら、明確にしていった学生生活でした。
やっと苦労して入れた第一志望の上智大学。
大学でできることはやりきろうと決めていました。
まずは、大学の勉強。行きたかった学科に入れて、大学が楽しく、
毎日無遅刻無欠席で行っていた。でも、これは、本当に、「楽しい」の気持ちから。
大学の勉強以外にも、資格の勉強や、ストリートダンスのサークル、
数々のアルバイト経験も積み、社会に出てから、生かせることを!と考えて、
目標を立てて、着実に一つずつ、こなしていく毎日でした。
また、ワークショップに参加もしていました。
それには、志が高い人がきっと集まるだろうという考えからです。
これらの活動を基に、そして、二つの軸を基に就職活動もスムーズに終わりました。
Q.今の会社の強みとは何ですか。
A.しっかりと仕事もプライベートも、バランスがとれる会社です。
仕事は6時にコンスタントに終わるため、自分の時間もしっかりと確保でいています。 例えば、会社から帰ってきて、趣味の料理をしたり、
国家資格の保育士の資格を取るための勉強ができたりと、仕事以外にもやりたいことを
やりたいように出来る時間がきちんと 確保できるので、とても働きやすいです。
社内は、チームとしての仕事が重視されながらも、
個としての成果も常に求められています。
多くの仕事を個々人に任せているから、マルチタスクの能力が求められて、
それが出来るようになれば、自分の時間もきちんと作れるようになる。敵名。
だから自分の時間を大切にできるし、仕事もきちんとこなせます。
社内で働く多くの社員が口をそろえて言う様に、
「働く人が好き」というほど社内の人間関係がよく、
誰もが、その会社の人が好きという社風だからこそ、
プライベートと仕事の充実、両立ができていますね。
会社の飲み会に毎回嫌々ながら行く・・そういう関係が一切ないのが、
会社のいいところでもあります。
文化のある日本企業の中では、先輩よりも早く出社し、先輩よりも遅く退社・・。
という社風があるところが大半だと思います。
それに比べ、外資系は、そのような“暗黙の了解”のような文化はなく、
きっちりと定時で退社しても、きちんとした成果を仕事上出していれば何も言われません。
明日から外資のように・・・と、日系企業の意識をかえることはできません。
それに、どちらが良いかという比較もできません。
この考え方には、個人差があると思いますが、
私にとって、今の環境はベストです。
Q.会社に目標とする先輩はいらっしゃいますか?
A. NYオフィスに転勤された女性の先輩
以前、一緒のオフィスで共に仕事をしていた先輩で、
今は、NY(ニューヨーク)オフィスに転勤なさって
バリバリ働いていらっしゃる方がいます。
その方は、いつも人の+アルファの仕事をしていらっしゃいました。
誰よりも、頭がきれていて、効率よく、仕事ができる方なのです。
いうならば、マルチタスク処理能力がある方。
そのため、残業などほとんどしているところを見たことがありません。
このように言うと、キャリアウーマンで、
なんだかクールな女性を想像してしまうと思いますが、
そんなことはなく、常に明るく、誰に対しても優しい方なのです。
そういう方に、女性として魅力を感じますね。
・読者にメッセージをお願いします!
「根拠がなくても良い自信を持つ事。常に明るい笑顔でいる事。
そうすれば、きっと明るい未来が待っているから・・・」

Q.内定をもらった会社で働いて、
楽しい毎日を送っていた伊織さん。
転職を考えたのはなぜですか?
A.このままではいけないと思ったから
ニュースや、新聞は、見ても分からないので極力見ない…
金融や経済については無知だったのです。
でも、それが、逆にいいプレッシャーになり、転職するきっかけになりました。
自分の中でも原点となる、「子供」という軸を考えたとき、
社会のことを知らない社会人が、子供にいい影響は与えられるはずがない、
と思いました。
そして未知の領域に挑戦できる職場に転職を決意しました。
その結果、今の会社へ。
今この環境にいられるのも、今まで苦労してきた結果だと思っています。
もちろん、大変なこと、苦労したことはたくさんありました。
例えば、せっかく大学で学び、準備をしっかりしてきたのに、社会の枠、会社の枠にとらわれ、
やりたくなくてもやらなければならないこともたくさんこなしてきました。
最初は、耐えて、耐えての繰り返しでした。 でも、その当時はつらかったですが、
今考えると、それができたのも、
「これも、自分の力にすべてつながっている」と覆られたから。
ある意味、楽観的な性格と、何でも楽しめる性格が関係していたのかもしれません。
やっていることには、どんなに小さなことでも、大変なことでも、
必ず自分の力になって、将来につながっている、と自然と考えています。
Q.夢ってなんですか?
A.仕事と家庭の両立をすることです。
仕事でバリバリキャリアウーマンとして働くのは、そろそろ卒業したいかなと思っています。
今の職場は、海外とのやり取りも毎日あり、
自分がずっと求めていた インターナショナルな環境での仕事が出来ていて、
でも、きちんと自分の時間も持てるという最適の環境。
今すぐどこか他のところに行こうとは一切思わない。
ただし、将来的に自分の趣味を仕事に出来たらいいなとは思っています。
そのためのスキルを今身に着けています。
仕事も同じですが、あの時にこういうことをしておけばよかったという後悔をしないように、今やりたいことをやっているところです。
たとえば、趣味である料理の腕を上げるために料理を頑張って、
料理の専門学校に行こうと決めました。
趣味でとどめておくのはもったいないと言ってもらえたのがきっかけでした。
仕事で疲れた旦那様が、おいしい料理が待っていたら、
嬉しいだろうなとか、 子供がかわいいお弁当を持っていけたら嬉しいだろうなと考えて、
そのためのスキルをつけています。
家庭的なビジネスをやったりして、自分のためだけではなく、
家庭のためにもなるような、仕事ができたらいいなと思っています。
今は、料理に興味があるので、料理教室をお客様の家まで出向いて行う、
出張料理教室や、誰でも残りものなどでアレンジ料理が作れる、
レシピ本を出すということも将来仕事としてできたらいいなと思っています。
自分にしかできないことをやりたい人を喜ばせることをしたいという強みを生かして、
家庭に支障のないように、仕事をしていきたいですね。

