top of page

女優業を軸に、グラビアや最近では

旅のレポーターも始めたり…

とにかく表現するコトが大好きな

わくわくドキドキマニアな大塚麻恵さん♡

「動画の女王」となって、

世界各国の動画を配信しながら世界一周をした経験も!

アクティブな女優「大塚麻恵」さんの心の中に潜入します!!

  No.6

 

波乱万丈アクティブ女優

 

[[大塚 麻恵さん]]

 

女優

[[大塚 麻恵さん]]

 

Q.2ヶ月間の世界一周をして感じたことは?

A.“割り切れない気持ち”です。

割り切れない気持ちをいろんな場面で持ちました。

 

例えばインドとかで、バクシーシという喜捨という文化があるんです。

(簡単に言うと物乞いのことです。)

あげても一時的なものだし、何も変わらないし、

お情けだから逆にあげない方がいいと言われたことがあって、自分も同じ意見でした。

 

でも、実際目の前で這いつくばって近づいてきて、

何かくれと足を掴まれたとき、すっごくいろんな感情が溢れてきました。

頭ではわかっているのに。。どうしていいのかわからなくなりました。

 

こういう感情って、文字で読んだり、

話を聞いたりとは違ったこみあげてくる感情。

 

これは現地に行かないと絶対に味わえないものです。

だって日本では、見たくないものは見なくてもいい環境。

 

もしかしたら、一生見ない人もいるかもしれない。

でも行くとどうしても見てしまうもので、考えざるを得ないもの。

 

この感情って本当に大切。

思い出すだけで胸が熱くなります。

Q.旅で得たことは何ですか?

A.伝えたいという使命感。

本当に伝えたいことって、カメラを回せなかったりするんです。

糞尿まみれの皮と骨のおじいさんを

この小さなデジカメで撮る勇気と覚悟もなかった。

 

動画の女王として毎日動画をアップしなくてはいけなかったので、

そこは気持ち的に割り切って、

「旅の素晴らしさ」を伝えようというテーマでカメラを回すことにしました。

 

でも帰ってきてから、

ほんとの意味で旅で見たものを伝えたい、

伝えることだけは自分にもできる、と思ったんです。

 

旅で得たことを自分のフィールドに持ち帰って還元することで、

旅での学びは意味を成すのではないかと思います。

Q.波乱万丈な大塚麻恵さんの人生。その最初はいつですか?

A.小学校2年生のときに誘拐未遂に。

小学校2年生のときに変なおじさんにあいました。

友達の家に行く途中、その子の家の向かいのマンションの入り口で

「おじさん困ってるから助けてよ」と言われて手招きされて

マンションに入って行って、非常階段みたいなところでいたずらをされたんです。

 

警察沙汰になりました。

よくその近所で出没していたみたいで。

怖くなって大声を出したけどうるさいと言って殴られたり・・・

本当に怖くて 大声で泣き続けたら今度は連れていかれそうになって・・・

でもその大声で向かいのおばさんが気付いてくれて、男は逃げていきました。

結局捕まりませんでしたけど。

 

そんな経験から私はいろんな男女の性のことを、

小学校2年生のときに教えられました。

 

頭では理解できたけど、「気持ち悪い」という感覚しか残らなかったのを覚えています。

もうあんな怖い思いはしたくない。

 

「男に負けたくない」という感情が小さいながら芽生えました。

なので拳法を習ったり、リュックに岩を入れて修業したり、

少年マンガを読んだりしていましたね。

Q.女性で生まれたことを後悔しましたか?

A.今はむしろ「女性で生まれて良かった」と思っています。

小学校高学年になって、

保健の授業で改めて「男女の性」について学んだとき、

自分の体験と頭の中にあった知識が合致して、

「絶対もう男の人と関わらない」と決めました。

 

一緒に教室いるのも嫌で、学校は女子高に行きました。

「女でなかったらこんなにつらいこと体験しなかったのに」と

ずっとずっと思っていましたね。

 

でも今は様々な出会いの中で、

「女で生まれてきたこと」を感謝できるようになりました。

ここにたどり着くまでの道のりだったのなら、

今までの人生のアンラッキーなことも、

今が1番幸せで満たされているから、今のラッキーで帳消しできるんです。

 

諦めなければ、「生きていて良かった」と思えるときが必ず来る。

実体験した自分だから本気で思います。

Q.波乱万丈な人生もここでSTOPですか?

A.…実は、交通事故に遭いました。

大人になってから交通事故に遭ったんです。

気付いたら目の前にトラック。

ぶつかるまでの5秒間、本当に恐怖だった。

 

ひかれて、吹っ飛んで、意識がなくなって、

気付いた時には救急車の中にいました。

左半身の感覚がいっさいなくて、

左半身全て吹っ飛んだんだぐらいに思ったけど、

 

それでも私は「あぁ、生きているんだ」と涙がこぼれて仕方ありませんでした。

今までたくさんつらいこと、こわいこと、

死んだ方がマシだ!って思ったことたくさんあったけど、

 

命があるだけで幸せなんだ、絶対死にたくない、と、そのとき強く思いました。

 

命さえあれば、何回でもやり直せる。

命があるだけで丸儲け」という言葉がある通り、

命があるだけで感謝すべきなんですね。

 

それに、事故に遭っていなかったら、命の尊さにも気づかず、

もしかしたら取り返しのつかない事故にあっていたかもしれない。

 

Q.そんな麻恵さんの「これからやりたいこと」は何ですか?

A.老人ホームで朗読がしたい。

憧れの俳優さんがいて、その方が座長を務める座組に入りたくて、

必死で芝居をしているビデオを送っていました。

 

「俺だから生み出せるものを生み出し続けていきたい」という想いを持っている

とってもハートフルな方。

まだ早いとかためらっていたけど、その言葉にすごく感銘を受けて、

「いつか」っていつだよ!って思ったんです。

「いつかではなくて、今の自分がやりたいことを今やろう!」って思うことができました。

 

おじいちゃんっ子だった私は、

おじいちゃん家の本棚で「心に残るとっておきの話」という本と出会いました。

 

53話の短い本が収容されていて、1つ1つ胸がほっこりするお話なんです。

「これだ!!!」と号泣しました。

 

劇団に入って、自分だからできることって何だろう?って、

必死になって考えていましたが、人生の仕事として、

これだって思えたものに出会うことができました。

この本にあるお話を老人ホームで朗読したいなって思っています。

Q.やりたい!と思ったきっかけは何ですか?

A.ズバリ、おじいちゃんです。

やってみたい!と思ったら、すぐさま行動に移したいタイプで、

おばあちゃんが昔いた老人ホームで朗読をしてみたんです。

 

朗読をし終わってから、あるおばあちゃんに言われました。

「ただ死ぬのを待ってた毎日だったの。

でも、あなたがお話をしに来てくれるのをわたし、楽しみに待ってるわ。」

 

そのときに、あたしにやりたいことはこれだ!って強く思ったんです。

昔からずっとおじいちゃんの話をよく聞いていて、

そういった経験をしたおじいちゃん・おばあちゃんを

癒したいという思いが繋がったような気がします。

Q.そんなおじいちゃんからのお話、教えてください。

A.生々しい戦争の話をよくしてくれました。

おじいちゃんはよく酔っ払うと、戦争の頃の話をしてくれました。

 

………いくら訓練をしても、

いざ戦場に出たときにどうしても引き金を引くことができなかった。

でも、最初に引けたきっかけは、

ずっと隣にいた訓練を共にしてきた同僚が相手の打った球が頭に当たって、

破裂して、どさっと死んでしまったそのとき。

 

その瞬間に頭が真っ白になって、

「どうしてこいつが死んで俺が生きているんだろう?」と思ったのと同時に、

ものすごい憎悪が込み上げてきた。

そのとき、俺は人間じゃなかった。

 

………人間はその状況によって、仏様にも悪魔にもなりうる。

決して最初の引き金を引いてはいけない。

こっちが最初に憎しみをぶつけると、倍になってこっちに返ってくる。

 

憎しみは憎しみしか呼ばない。憎しみは連鎖する。

一滴の愛でも広がっていけば戦争がなくなるんじゃないか、と、

おじいちゃんは何度も何度も話をしてくれました。

 

表現者として、私も伝えていきたいです。

Q.旅で変わったことって何ですか?

A.逃げていた現実に向き合う勇気。

狂犬病の犬に追いかけられたり、

夜中部屋に入って来られそうになったり、

どんなに驚いたり苦しかったりする出来事も全部全部過ぎていく。

 

「旅を消化していく」というなんとも言えない感覚になることがありました。

 

楽しみにしていたことも、こわかったことも、

こうして過ぎていくってことは、

「人生ってこうやってただ過ぎていくものなのかな?」と

考えこんでしまうようになったりもました。

 

こんな気持ちに駆られながら、

実は旅に行って見たこと・体験したことは、

そのほとんどが「当たり前の生活」だったことに気付いたんです。

 

いろんな制約に溢れた日本での生活から逃れるために旅をしたはずだったのに、

旅で見たものは「当たり前の生活」だった。

 

どこへ行っても、逃れたかったはずの「生活」。

 

生活を拒否するのではなく、生活を受け入れて

愛してみようと思えるようになりました。

●ボードに何でもいいので書いてください。

「笑顔が1番」

 

つらいときこそ

女はおめかしをして明るい色を身につけて笑顔で過ごす。

 

そうすれば、今はつらいかもしれないけど、

次の幸せが必ずやってくるんです。

 

私が心から尊敬している母からの、大塚家の直伝なので間違いナシです!

そうやって、大変でも笑顔で頑張るイイ女が増えれば、

そのために頑張ろう!っていう男の人もきっと増えて・・・

結果、日本が活性化されて栄える!という仕組みです(笑)

 

「歴史は女が創る」と言いますが、

どうせならそれくらいの女目指して、頑張っていきましょう!

【関連URL】

・動画の女王:http://zoome.jp/girlz_mae

・ブログ:http://ameblo.jp/ohtsuka-mae/

 

【インタビュー後記】

笑顔で何でも話をしてくれる麻恵さん。

旅や様々な経験から1つ1つの想いが本当に深かったです。

 

波乱万丈とも言える人生。

つらいことも、死にたいと思ったことも、

今が幸せだから帳消し」と、満面の笑みを浮かべている麻恵さんから、

人の心の強さと深さを学びました。

 

麻恵さんは本当に素晴らしい表現者になると思います。

心から応援しています。

 

ありがとうございました!!

 

インタビュアー:もりぽ(森裕美)

bottom of page