top of page

[[矢神 愛さん]]

TIS株式会社

No.45  

 

〜人生は一度きり。
だから笑顔で♡〜

 

[[矢神 愛さん]]

 

妥協せず楽しんで♪

現在、4歳のお子さんのママである一方で

営業のお仕事もされている矢神さん。

お子さんと過ごす時間が短い中で心がけていることや、なぜ働き続けることを選んだのかについて

お話しいただきました!

 

将来、共働きを希望している学生必見です!

Q. 今のお仕事について教えてください。

A. 公共宇宙営業部というところで、官公庁や独立行政法人や基金や法人をお客様として、システムを使っていただくための営業をしています。

【Answer詳細】

 

実は営業部に入ってまだ1年半なんです。

働き始めて今年で15年目なのですが、

1年間産休をとったので、実際働いたのは14年です。

そのうちはじめの10年くらいは開発をやっていました。

その後、1年半ほど総務部に所属したあと、少し開発に戻って、営業に異動になりました。

 

Q.営業のお仕事は、すごく忙しいイメージがあります。

A.忙しいというか、やることは次から次へと出てきます。

【Answer詳細】

子供もいるので残業はなるべくしないようにしていて、

するとしても18:15には片付けられるようにしています。

そうしないと保育園のお迎え時間に間に合わないので。

月・水・金は主人が迎えに行って、私は火・木担当なのですが、

そこは柔軟に対応しています。

基本的には1週間、残業はしないと決めて段取りをして動いています。

 

Q.産休・育休を経て1年後復帰されたとき、

戻りづらさのようなものは感じられましたか?

A.それは不思議とありませんでした。主人が同じ会社だからでしょうか。

 

【Answer詳細】

すごく嬉しかったのは、私の産休中に会社が合併したのですが、

主人が新しくなった私の社員証を持って帰ってきてくれて、

「私はやっぱりこの会社の一員なんだ」と実感できたことです。

会社の話は聞いていたけど、実際に行っていたわけではなかったので。

 

復帰について不安だったことは、

服装をどうしたらいいんだろうとか、そういう小さなことだけでした(笑)

もともと同じところで働いていたのですが、

ママになって1年経つと自分がどんな格好で会社に行っていたか覚えていなくて。

 

でもそれも、言ってみれば不安というよりむしろ楽しみの一つでもありました。

本当に復帰して良かったと思います。

 

育休で休んでいる間って、ずっと家にいて、時間をのんびりと使うことができたんですよ。

「だらだらする」時間もとることができましたし。

 

時間が自由に使えるのは確かに楽しいけど、

それをずっと続けてしまうとできなくなることがあるかもしれない。

なので、復帰して大変だという側に行きたいなと思いました。

せっかくの人生なので。

 

Q. それは、仕事が楽しかったからですか?

A.仕事をすることで、いろんな人やものと出会いたかったからです。
営業に移ったのもそれが理由でした。

 

【Answer詳細】

仕事は確かに楽しいのですが、結果論でそう言えるということもあります。

時には「仕事いやだなあ」って思いながら日々過ごすこともありますよ。

そういうときは片っ端から、心理セラピストさんが書いたブログを読んだりして、

自分を前向きに持って行こうと努力します。

ただ、そういうこともあるけど、

そういったことを乗り越えて前に進む、ということも含めて

仕事を続けるっておもしろいと思います。

 

私はシステムの営業という仕事をピンポイントでやりたいかというと

全然そんなことはありません。

でも、その仕事をすることで今まで知らなかったことを知ることができるんですよ。

例えば、もしこの業界でこの仕事をしていなかったら

この本には出会えていなかったなとか。

その本に出会うことで、まったく仕事に関係のない育児の悩みが解決したりします。

自分の頭なので、いろんなところで結局つながっているんですよね。

 

仕事をしているのとしていないのとでは、そういうものに出会える数が全然違うんですよ。

なので、私は仕事をしていたい。仕事をしているおかげで、アクセスポイントがとても増えるんです。

 

Q.今後の目標ややりたいことがあったら教えてください。

A.今の世代が作る世界が、将来娘が過ごす世界になるので、
自分の娘が今の私たちの年になったときに困らない、
笑顔が無くならない社会にしたいと思っています。
 

【Answer詳細】

お母さんには笑顔が絶対に必要です。笑ってないお母さんには、子育てはできません!(笑)

どんな状況でも笑っていられるような強い精神力をもつお母さんをもっと増やしたいです。

 

私の部署には他に働くママはいないのですが、20代後半の女性は何人もいます。

私が笑顔で働いていれば、後輩たちが将来私と同じ立場になったときに

笑顔でいてくれるのではないかと期待して、毎日笑顔を絶やさないよう過ごすようにしています。

 

・読者にメッセージをお願いします

「人生は一度きり。だから笑顔で♡」

 

 

Q.お子さんと接する時間がなかなか取れないと思うのですが、その中で心がけていることはありますか?

A.かわいいっていっぱい言う(笑)
あと、いつもぎゅーって抱きしめています。
確かに一緒にいる時間は多くないかもしれませんが、
過ごせる時間が少ないからこそ、ちょっとした成長がすごくおもしろい。
気がついたら背も伸びていたりするし。
あと、気をつけているのは、とにかく愛のある発言をすること。
愛を伝えること。
 

【Answer詳細】

いつか「友達の家はいつもママがいていいな」って言うかもしれないけど、

今のうちから「よそはよそなんだよと、うちはこういう家だからね。」と伝えるようにしています。

私自身も両親が共働きだったので、小さいときはそうでした。

さみしいときもあったけど、うちはそういうものなのだと思っていたので、

平気でもありました。

大人が考える程、子供は悲しがっていないんです。

大事なのは、時間の長さではなく、どう過ごすかだと思います。

 

Q.やはりお子さんができると

  世の中に対する意識は変わりますか?

Aはい。
まずニュースを「自分としての視点」と「親としての視点」の
2つの視点で見るようになり、世の中の見方ががらっと変わりました。

あと、私も親にこんなに愛してもらっていたんだなと思って泣いちゃうこともあります。

だから私は、子供は産めるなら産んだ方が良いと思う。産むと視点も変わりますし。

【関連URL】

 

・TIS株式会社 http://www.tis.co.jp

・ワー育 http://wa-iku.jp/messege.html

【編集後記】

 

ママの働き方は、いろいろな種類があると思います。

今回インタビューにご協力いただいた矢神さんは、

企業で働くママさんでした。

 

子供と一緒にいたいから在宅ワークをする、という声もある中、

長さではなく、どう過ごすかが大切とおっしゃっていました。

 

働くママ・パパになったとき、仕事で会える時間が短くても、

「笑顔」と「愛のある発言・態度」を心がけていきたいですね。

もしかしたらこれは、自分の子供に対してだけでなく、

友人や恋人に対しても当てはまるのかもしれません。

とても、大切なことを教えてくださいました。

 

矢神さん、そしてご紹介くださった、山田さん、矢島さん、

本当にありがとうございました。

 

インタビュアー:金子郁美

 同行者:品川彩     

bottom of page