
現在、渋谷にある『青山オヤコサロン ボヌールドサクラ』を
経営されており、様々なイベントも企画されていて、
さらに2児の母でもある石井さん。
その原動力や、サロンへのこだわり、そして人生への思いについて
お話しして頂きました。
将来お母さんになる予定の女子大生、
また、何かに一歩踏み出したいと考えている方必見です!

No.39
〜親子・家族の関係のあり方を
再確認できる場を作りたい〜
青山オヤコサロン Bonheur de sakura ボヌールドサクラ グラン・ジュテ.llc 代表
オヤコライフクリエイター
[[石井櫻子さん]]
青山オヤコサロン
Bonheur de sakura ボヌールドサクラ グラン・ジュテ.llc 代表
オヤコライフクリエイター
[[石井櫻子さん]]



Q.現在のお仕事と、それをされることになったきっかけについて
教えてください。
A.1年前に青山オヤコサロン ボヌールドサクラを立ち上げ、経営しています。
このサロンを立ち上げる前は
ウエディングプランナーとして結構長い間仕事をしていました。
レストランやホテルのウエディングもやっていて、その間に結婚して子供も2人産みました。
子供が2人もいると出かけられる場所も本当に限られていて、大変なんですよ。
そんなことをやりながら毎日ホテルで立っていたんです。
ホテルはすごく居心地のいい空間で、ホスピタリティをすごく謳っているところだったので、
人との距離感も適度に保たれていて、インテリアもすごく落ち着くものだったんですね。
だけど、いわゆる高級ホテルだったので、
ママたちがベビーカー10台などで来れる場所ではありませんでした。
だけど、ママたちこそそういう癒しを1番求めているのに、
そういう人たちに、そこがつながっていないと思いました。
そこで、私はホテルを作ることはできないけれども、
そういう空間はせめて提供することが出来るんじゃないかなと思ったのがきっかけですね。
ウエディングのお仕事もやりきったという思いがあったので、
親子サロンという親子のコミュニティーができるようなサロンを作ろうと思いました。
Q.『ボヌールドサクラ』へのこだわりはなんですか?
A.子供を過剰に守りすぎない、ということ。
転んだら痛いとか、ここは、出てはいけない場所などを知ることも教育。

親子サロンを作ろうと思ったときに、既存の親子カフェを見に行ったりもしていたのですけど、
子供を過剰に守ろうとしていると感じる施設がすごく多かっったんです。
例えば、床が、ゴムのふかふかな素材になっていたりとか、
テーブルの角がゴムで覆われていたりだとか。
私は、そこにとても違和感を感じました。
子供は転んで痛いと知るべきだし、そうすることによって
子供もここは気をつけなきゃいけないところだって分かってくる。
あと、インテリアとかもパステルカラーとか原色がベースだったり、
大人の側から見て、子供はこういうのが好きだろうと思っているだけなんですね。
勝手に大人が大人の尺度で作っているものがあって、それがどうにもこうにも納得いかなくて。
また、独立型の遊ぶスペースを作っていないんです。
真ん中のところで遊ぶことで、みんなが子供を見守ることができる。
ここだと、ママたちは子供たちを見ながら、おしゃべりすることができるんです。
今ってみんなで子供を育てる、ということを目指す社会になってきているのですが、
これが原型なんだなと思いますね。
実はここかしこにそういうメッセージを込めています。
Q.起業をされるときに、不安や迷いはなかったんですか?
A.全くなかったです。
何でも物事が進むときって、
タイミングと人との出会いというものに左右されるということがすごくあると思っていて、
今回は、そこのタイミングがすべて合ったんですね。
あれよあれよという間にいろいろなことが進んで、これは今Go!ということだなと思って。
なので、立ちふさがるものはほとんどありませんでした。
Q.石井さんの心にも、やらなきゃという気持ちだけで、
迷いはなかったんですか?
A.そうですね。
私はすごく“使命”っていうものにこだわっていて、
この世に生を受けてきたのであれば、絶対命を使って生きて欲しいんです。
命を使って生きている人が少ない!
だからどんな人でも役に立つべきなんですよね。
どんな人でも役に立てる場所があって、そういう生き方をしなければいけない。
のんべんだらりと生きちゃいけないんです。人は。
こう思うのは、祖母や母からも
「どうせ生きるなら命を使って生きなさい」とすごく言われて
育ってきたからだと思います。
私の祖母は幼稚園を作った教育者で、母も教育者だったので、
普通に生きちゃダメだ、人のために命を使って生きなさいと言っていました。
だからどんな人にでも、私は、命を使って生きなさい、と言いたい。
そこから考えたときに、じゃあ私なら何ができるんだろうというところから、
派生していって今に至っています。
そして私がコミットしていることを一生懸命やっているその姿を見せることによって、
私の子供たちもまた、使命を持って生きてくれるのだろうなと思っています。
Qでは、学生時代も使命について意識されていたんですか?
A学生時代は違いました。
使命について意識しはじめたきっかけは、自分が社会に出て、初めて自立をしたときでした。
そのときに、私のこの後の人生、どう生きようかと思ったんですよね。
要は自分で選べる人生になったんです。
それまでは親の庇護の元で生きていたから、親の意見もあったのですが、
社会に出たとき、これから私は、自分の人生を生きるんだって思いました。
せっかくこの世に命をもらったからにはやはり、自分の人生を全うしなくてはいけない。
みんなそうだと思います。 別に、後から見つけるのでもいいと思うんです、
だってこの世の中に何があるのかも分からないし。
でも、どこかでその使命っていうのを意識していたらいいのではないかなと思います。
Q.今後の目標や、実現したいことがあれば教えてください。
A.いっぱいありますよ。
こういった親子サロンの、
もう少し規模の大きいものもやっていきたいなと思っています。
何でかと言うと、やっぱり子供の笑顔のため、というところが目標なんです。
子供の笑顔がある社会っていうのは
やはり未来が明るいっていうことにつながってくると思うので。
そこからフィードバックして、子供を笑顔にするのはだれ?と考えると、
それは絶対にお母さんなんですよね。だから今ママのことをやっているんです。
もう1つ、私にはオヤコライフクリエイターという肩書きがあります。
おじいちゃんおばあちゃんでも、生まれたての子でも、
どの世代も人間である限り親子なんです。
その人たちのその関係を、見直すきっかけを作るということを
オヤコライフクリエイターとしてやっています。
今、現在みんながとても忙しいので、
親子、家族間の関係が希薄になっている人たちが多いです。
なのでその希薄になった関係を、私のところで主催するイベントで、
その関係のあり方を再認識できるような、そういう場を作って行きたいと思っています。


Q.今の夢はなんですか?
A.どろんこパークというものを作りたいんです(笑)
最終的なビジョンとしては、どろんこパークっていうのを作りたいんです(笑)
櫻子おばあちゃんよかったね!って言われて、
ああ私の夢かなった!って言って死ぬのが夢なんです。(笑)
私の母はすごく忙しくしていた人なので、絶対的に、一緒にいる時間が短かったんです。ただ、私、あんまり寂しかったとか、そういう記憶ってないんです。
愛されていたっていう感情が1番トップに来るんですね。
それはなぜかというと、
親子家族でものすごく幸せな時間を、共有していたからなんです。
本当にお腹の底からゲラゲラ笑っちゃうような時間を共有しているという体験があるので、寂しいというよりも愛されていたという思いが強かったです。
今、屋内に施設がある、インドアパークという施設がいくつかあって、
それが、どろんこでできているというものを考えています。(笑)
みんなは、会社帰りにTシャツと短パンになって、遊ぶんです。
で、お腹の底から笑うんです。
体験として、心の底から笑えると、人ってすごく幸せに生きれると思っているので、
そういうところを作りたいです。
だいぶ、夢ですが。のってくれる方募集。(笑)

・読者にメッセージをお願いします!
「使命♡」

【関連URL】
青山オヤコサロン ボヌールドサクラ
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【編集後記】
生きていく上で、
自分はなにをするために生まれてきたのかということは
多くの人が考えることだと思います。
石井さんのように、
そういった自分の「使命」を見つけるだけでなく、
そこに迷わずに挑戦するということができるような、
そして自分の次の世代のお手本となれるようなひとに
なりたいなと思いました。
インタビュアー:新井みなみ 金子郁美
photo by SHINYA

