

「ツイてる!女社長の人生繁盛日記」
何とも読みたくなるようなこのブログの執筆者こそ、
今回インタビューをさせて頂いた道端さん。
夢に向かって前へ前へと突き進む道端さんにも、
“マイナス人生”という代名詞がつくほどの空回りした
10代・20代が。
そんな道端さんの人生を変えたのは――。
人生の大切なエッセンスがつまった今回のインタビュー。
それではスタート!!
No.10
人生繁盛の代名詞
[[道端やす代さん]]





NPO法人ハートライセンス 理事長
コミュニケーションマナー講師
人生繁盛会 会長
[[道端 やす代さん]]
Q.NPO法人ハートライセンスとは?
A.女性の人材育成のための組織。
人材の育成をする組織です。
お客様としては企業が9割で、残り1割はNPO系の方々。
企業の場合は、主に女性がお客様で、
コミュニケーションマナーを教えています。
残り1割の中には、障害者施設に行って指導する場合もあります。
企業の面接の際に、どうしてもマナーやコミュニケーションの部分で
あまり思いが伝えられなかったり、挨拶ができなかったりと、
通過することが難しい現状があります。
ですので、障害者の施設に行って講義をさせて頂いたりしています。
なぜ株式会社ではなく、NPO法人として設立したかというと、
NPOとして「社会に貢献すること」を
第一優先として進めていきたいと思ったから。
Q.設立の背景は?
A.得意分野を役立てたい。
元々アナウンサーを13年していました。
独立して会社を立ち上げたいと思っていたし、
自分の得意なところを何とか社会の役に立てられないかと思い、
NPO法人ハートライセンスを立ち上げました。
Q.人生繁盛とは?
A.「本当に心が満たされたとき」
人生繁盛って一言でくくっているけど、
人それぞれ繁盛の仕方がある。
それぞれの尺度で
「本当に心が満たされたとき」
が人生繁盛の瞬間。
各自が目標設定して、それを達成していくことが人生繁盛への道。
Q.私が人生繁盛しているなと実感できたのは?
A.去年、東京に出てきたとき。
仕事をせずに、生きていける状態になって初めて。
仕事をしているときは自分のことを大切にできなかった。
12時過ぎまで仕事をしたり、暴飲暴食をしたり、
過度な生活の毎日を繰り返していました。
太ってたしね。3年前から12キロ、今痩せましたね。
今は、自分を大切にしながら生きていける。
本当に心にすとんと「人生繁盛してるな」と思えたのは、去年のことでした。
10年かかりましたが、今では年収8倍までとなりました。
でも人生繁盛ってずっと止まらないと思うんです。
達成したら、また次の目標ができて、新しい人生繁盛の形が生まれる。
Q.道端さんの次の人生繁盛は?
A.結婚です♪
これからの人生を共に歩むパートナーを探すために
交流会に行ったり、主催したりしていました。
それで実は、去年の誕生日に彼からプロポーズを受けて、
結婚することになりました☆
目標にしていた結婚日よりも1ヵ月早く結婚が決まりました。
「子供を作ること」が次の人生繁盛の目標です。
私のような歳になると、普通の出産が難しいので、
体外受精をしようと病院に通っています。
体外受精の確率は低いですが、目指して動いています。
Qモチベーションキープのポイントは何でしょうか?
A.夢を持つこと。反省し、次の手段を考え抜くこと。
人間だからモチベーションが下がるときもあるんです。
私自身は、モチベーションが常に高い方で、
「道端さんの悪いところは、モチベーションが高すぎて、
いつか下がったときがあったら怖いです」と言われたぐらい。
でも、落ち込むときも実はあって。
事業を始めて4年ぐらいのとき、社員12名のうち10名が辞めることになってしまいました。社員に対する思いやりがなかったんです。でも、そのときは気づかなった。
それで、自分自身を見つけるべく1人で新潟の佐渡島に旅行に行きました。
「何がそうさせたんだ」ということを自分自身に問い掛けました。
人の心を大事にしていなかったんだなと、そのとき気付いたんですね。
それを機に、接し方、言葉の使い方を勉強するようになりました。
よく聞くかもしれないけど、モチベーションキープの方法としては、
「夢を持つこと」だと思います。
明日することない、、1ヶ月後何していようってなっていたら、
1日のモチベーションって上がらないと思うんです。
「1ヶ月後はこうなってるぞ!」っていう目標や夢があると、
モチベーションが高まるし、1日の過ごし方も変わってくる。
落ち込んでしまったとき、モチベーションが下がってしまったとき、
立ち直る方法は、自分への反省をし、どうやって改善しようかを学び考え抜き、
改善する方法を心の底から納得すること、ですね。
これだ!っていう原因がわかれば、また進めると思うんです。
Q.やりたいことがあっても、やる!って決断できない。 そんな方にアドバイスを☆
A.「自分の棚卸」がオススメです。
やりたいことが明確になっていないのかもしれませんね。
まずは、「自分の棚卸」をした方がいいと思います。
自分自身が本当に何を求めているのか、何がしたいのかを、
洗いざらい全て出す。
人間って、頭の中であれこれ考えるけど、
結局整理できなかったり、優先順位を立てられなかったりするんです。
全て、紙に書き出し、グルーピングし、
優先順位をつけて、それに見合った行動をする。
不思議と本当にすっきりするんです。
ぜひやってみてほしい。


Q.どんなマイナス人生だったんですか?
A.家庭も学校もお金も人間関係も空回りだった10代・20代。
実は、シングルマザーの家庭で生まれました。
小学校のとき、父親がいるいないで学校内でいじめに遭ったりも。
なので10代の間は、家庭も学校も落ち着かない日々。
だけど、「今に見返してやる!」という想いでずっと10代を育っていきました。
そんな想いで、ミスコンに出てプリンセス福井となったり。
でも当時、感謝出来る気持ちがあったり、
人のことを思いやれる自分であったかと振り返ると、
見返してやるという気持ちが占めていたので
どうだー!という気持ちとなってしまっていました。
それに、お金の使い方がわからなかった。
お金持ちになれる人はもうすでに決まっていて、
今からお金持ちになれる人はいないと教わってきたので、
お金を貯めることも知りませんでした。
フリーアナウンサーを当時していましたが、土日しか仕事がなかったり。
お金の面でも、人間関係の面でも、
空回りしている人生を10代・20代で歩んでいた気がします。
30代になってから、ある方から頂いた言葉で人生変わりました。
Q.そんな人生を変えたきっかけは?
A.「あなた頑張ってるけど、魅力ないよね」
32歳のときに、ある方に、
「あなた頑張ってるけど、魅力ないよね」
と言われ、気付いたんです。
この一言が私の人生のキーポイント。
SMIという成功哲学を実際に売っている方で、変わるきっかけをもらいました。
本当に感謝しています。
結局人間の「成功」とは、目標設定をして、
それに段階を追って達成していくこと。
でもその成功を手にするためには、結局トータルが必要だった。
学ぶためのお金も必要だし、人間的な器も必要だし、コミュニケーション能力も必要。この全てが揃うから人はどんどん成長できるんだなと、今は思うんです。
当時の自分は、こんな考えに及ぶこともなく、
「あなた成功したいの?」と言われ、「成功したいです」の一言(笑)
当時年収200万円だった私にとって120万円のプログラムを購入しました。
大きな自己投資でしたね。でも、それが私の人生を変えました。
Q.自信を得るには、どうしたらいいですか?
A.自分の殻を破ること。
アチーブメント株式会社が開催している「ダイナミック」というプログラムで、
100名以上の社会人・学生の中の総リーダーに選んで頂いたんです。
18名の総リーダーになりたい方がいました。
20秒間でリーダーになりたい想いを参加者100名以上の前でプレゼンするんです。
その中で、すごく勉強になったし、プレッシャーも感じたし、実は自信なかったんです。
そのプレッシャーからか、自信のなさからか、
やりたいと思っても、立候補できない人もいました。
でもそのプレッシャーを押しのけ、自信のなさを取っ払い、
自分の殻を破った人こそが、本物の自信を手に入れられると思うんです。
できないという感覚は、自分の尺度でしかない。
前に出れば、行動ひとつしてしまえば、本当に世界が変わる。
Q.読者の女性にメッセージをお願いします。
A.夢があれば、進みたい道が見えてくる。
ひとつでも夢があれば、進みたい道筋が見えてくる。
夢ができたら、人生変わる。
この大切な事実に気づいてほしい。
まずは、夢を持ってほしい。
その夢は「自分の棚卸」から見えてきたりする。
自分自身をよーく見つめてほしいですね。
Q.最後に、道端さんの「夢」を教えてください。
A.基礎教育の基礎を教える教育者1000名を全国に。
小さいときから、挨拶や「ありがとう」が言えるような子供が
もっともっと増えたらいいなと思うんです。
そんな基礎教育の基礎を教える資格を作り、
その教育ができる人を全国に1000名生みたい。
各地域で教育をし、子供たちが
日本の素晴らしいマナーを引き継いでいってくれることが私の究極の夢です。
●ボードに何でもいいので書いてください。

【関連URL】
「NPO法人ハートライセンス」HP:http://www.heartlicense.com/
ブログ:http://ameblo.jp/yasuyomichibata/
【インタビュー後記】
道端さんにお会いしたのは、1月の下旬。
お会いしてから4ヵ月が過ぎてからのアップとなり、
大変お待たせしてしまって、本当に申し訳ございませんでした。
しかし、そのときの道端さんから頂いた言葉やアドバイスは、
今も熱く、胸に突き刺さるものがありました。
夢を持ち、目標を掲げ、日々生き生きと過ごされている方からは
時間がいくら過ぎたとしても、変わらずに伝わってくるものばかり。
頂いた全てが私の財産です。
インタビュアー:森裕美